iRC GX20 SOFTをチョイス! 内嶋亮JNCC第4戦高井富士に向けて

今季行われた3戦全て雨続きのJNCCが、いよいよ第4戦(5月19日長野県高井富士)からスキー場ラウンドを迎える。
そしてスキー場ラウンドにはFIM規定がCOMP全クラスとFAN A Bクラスに実施されるため、全体参加数の半数以上?ほどのライダーの後輪にFIM(ブロック高13mm以下)を装着する義務が発生する。

先ずはCOMPを走る内嶋自身のタイヤチョイスを
リヤ GX20 SOFT 140 ムース仕様 X-grip SSE-2
フロント GX20 ムース仕様 X-grip XG1538

高井富士と言えばゲレンデが気持ち良いイメージなのですが、ロックセクション「BBロック」が多くのライダーを苦しめます。

GX20のリヤのラインナップは3種類
1 GX20 120-90/18
2 GX20 140-80/18 *無印GX20?
3 GX20 SOFT 140-80/18

1と2は同じコンパウンドで120サイズは小排気量向け
2と3はコンパウンドやトレッド面の厚みが異なる

ということで僕の車両は2スト250(KTM250XC)ということでサイズ的に140
BBロックや木の根など硬くて滑りやすいものへのグリップ力確保の意味でSOFTを選択することにしました。
2のGX20と3のSOFTでは、柔らかい路面を掻いて進む力は2の無印に軍配が上がるが、実際そこまで大きな差は感じない。
耐摩耗に関しては2の無印の方が有能。
それでも硬い路面での安心感を優先したという感じです。

さて今回選んだムースですが、今シーズン開幕前からずっとテストしていました。
今回はタイヤサイズに合わせて140のムースを使用します。
このタイヤサイズに合わせてタイヤ内で空間を作らないことの重要性を強く感じています。
ですのでJNCC第2戦の広島ではVX40 120サイズに合わせムースも120サイズをチョイスしました。

このムースとGX20の組み合わせで、空気圧換算0.45~0.6位かなと感じますが、チューブと異なる点は、タイヤ(ムース)が押し潰された反発が穏やか(減衰が効いているような感覚)であること。
また、路面タッチが柔らかいのに芯があり、不要なヨレが少なく安心感がある。
といったことが挙げられ、当然ながらパンクの心配もない。

フロントに関しては実は今回人生初のムース採用となったが、テスト初日の最初のライディングから全く違和感なく使用でき、もっと早く採用すべきだったと感じました。
効果は前記したリヤのムースと同様と言えます。

さてここからは皆さんに向けて!

COMP参加で難所をどうにかクリアしたいあなたへ
リヤにGX20 SOFTを使いましょう!
空気圧はパンクさせない範囲で下げましょう。*0.3〜0.5kgfくらいかな
できれば僕と同じムース使用がおすすめですが・・・
狙いはタイヤの接地面積を大きくしグリップ力を上げて難所をクリア
岩を掴むようにタイヤをゆっくり回す丁寧なアクセル&クラッチワークでぬるぬるっと難所を抜けるイメージです。
まあ、これができたら苦労しませんが・・・

FANクラスでFIM規定クラスなあなたへ
COMPに比べ岩や木の根が少ないコース設定のFAN
しかもウッズは基本的に下りが多い
ということはGX20 SOFTの恩恵はそれほど感じないかもしれません。(もちろんSOFTでも必要十分なのですが・・・)
となると無印の選択もありです!
少しの違いではありますが、SOFTよりもゲレンデのタイトコーナー後の加速でよく進みます。もちろんゲレンデでの制動力も高い。
あと、何より摩耗が少ないので場合によっては次のレースに使えるくらい山が残ることもあります。
路面が乾いてハイグリップな場合、タイヤのヨレが気にならない0.45kgf以上をおすすめ *体重によります
雨天時はもう少し下げても良いかも
僕と同じムース仕様も当然おすすめです

FANクラスでFIMタイヤ規定がないあなたへ
ハイグリップタイヤ規制が入るのでM5Bは使用できません!
ですのでクロスカントリーオールラウンダーのVX40がおすすめです。
タイヤ剛性、ブロックの高さ、ブロックの配列、ブロックゴム質が硬すぎず柔らかすぎずベストバランス。
ムース仕様がおすすめですが、チューブでももちろんOK 空気圧は0.4kgf以上かなと思いますが、体重や車重、排気量により調整してくださいね。

FIMタイヤ装着時のライディングメソッド
ブロックが低いのでアクセルを開けても推進力に繋がらないこともあります。
なので速度緩急を少なく走ることも一つの方法です。*滑らかなコーナーリングという事になりますね
また、車体が傾いている(地面に対して直角に荷重していない)場合横に滑りやすいですので、なるべくバイクを立てて(地面に直角に加重)アクセルを開けることをおすすめします。
反面で滑りやすい=スライドしやすい とも捉えることができます。
実際にフラットコーナーでのスライドコントロールは非FIMタイヤよりもコントローラブルであり、タイムも早いこともありますので、このようなメリットもしっかり理解し、ポジティブな気持ちでGX20を使ってくださいね!

フロントタイヤについて
内嶋はいつでもGX20を使っています。
ソフト路面では刺さるがドライでも砕けることなくあらゆる路面で不具合なく使えます。
そして軽量なのでバイクが軽く感じ、体力消耗も軽減されるので、全てのライダーにおすすめです!
空気圧は0.45kgf以上は入れないとパンクやヨレによる違和感が出る可能性ありです。

いかがだったでしょうか?
あくまでも内嶋個人の考えですから参考までに!
現地ではiRCブースでタイヤ交換やアドバイスにも対応しますから、是非是非ブースでお声がけください!
もちろん下見のコース上でも構いませんので何でも聞いてくださいね。
みなさんがすこしでも快適に楽しくレースができるお手伝いができるなら、僕はと〜っても嬉しいです。



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