JNCC2019 第3戦 岐阜鈴蘭大会レースレポート

大会名:JNCC2019 第3戦 岐阜鈴蘭大会
開催日:2019年4月28日
成績:COMP-A 優勝 総合5位
車両:BETA RR2T 200
タイヤ:F IRC IX09GEKOTA(0.6) R IRCVE-33S(ムース0.4相当)

JNCC も3戦目となりいよいよスキー場ラウンドへと移行。舞台は最も得意とする鈴蘭スキー場。 毎年ハードと言われる鈴蘭大会だが、今回は過去最もハードな設定。
これにレースウィーク前の連日の 雨と前日土曜日の雪により、サバイバルレースが容易に想像できた。

今大会から車両を BETA RR2T 200 にスイッチすることとなり、事前の4回の練習でエンジン特性は十分に把握。 サスペンションに関しては減衰、プリロード、前後の姿勢調整などの範囲となり、不満が残るネガティブ な部分はライダー側がライン選択や走り方で調整することで対応できるレベルまでは持っていくことができた。
タイヤは後輪にハイグリップで軟土質に強い VE-33S に低圧相当なムースを組むことで、軟質系のヒルクライム での推進力の確保と共に、低圧によるガレ場の上りのグリップと安定感を確保。 前輪には09ゲコタを選択。ゴム質が柔らかくサスペンションストロークが伸びたような効果がセットアップ しきれなかったサスペンションのネガティブを補い、レース後半に出てくるであろう滑りやすい石も安定して 走れることを期待しての選択。軟土質部ではフロントタイヤのグリップに頼らないようなライン取り、コーナー クリッピングポイントを早めに持ってくることでコースコンディションに対するタイヤのネガティブをライダー 側が補い、トータルで楽に速く走れる選択をした。

レース当日朝は路面凍結もあったが、快晴によりみるみるコースコンディションが好転する中コンプクラスの スタートフラッグが降ろされた。
AA に続き A クラスがスタート。BETA のエンジン始動性は素晴らしく、4~5位のポジションでスタート。 早々に予定通りトップに立ち、AA クラスにも追いつきハイペースで1周目をクラストップ、総合5位で通過。 腕上がりを起こしたが、4ArmStrong を使用したこともあり、3周目には一気に楽になり自分の走り に集中することができた。
2位との差が目視で徐々に開いていることが分かったが、総合順位でも上位に入りたいという目標もあるので できる限りペースは落とさず、且つミスをしないよう攻め続けた。 しかし1時間15分で入ったピット給油後、ラインが定まらずフラフラしてしまい、すぐにこれが右目のコンタクトレンズが外れたことによるものだと判明した。
コンタクトを入れ直す 事も考えたが、これは諦めここからゴールまでは路面状況が確認しにくい中でのレースを余儀なくされた。

ガレ登りでは何度もバックマーカーに行く手を阻まれてストップしたが、バイクのエンジン特性とタイヤ チョイスにより全く苦労することなくリスタートができ、これは速さだけでなく体力の消耗の軽減にも大きく 貢献してくれた。
時間経過と共に路面が悪化するヒルクライム「ショータイム」では助走を雑にしてしまった2回の失敗以外は クリーンに登頂。 クラストップ、総合4位でラスト1周に突入したショータイム登り口で燃料コックをリザーブに切り替える ことになり、そこからは燃料がゴールまで持つのかという不安との戦いとなった。 見えにくさと燃料への不安でライディングへの集中力を欠いた状態でラフに突っ込んだ下りのギャップでフロン トタイヤをラインから外し大きく転倒をしてしまう。
呼吸ができないほどの衝撃を受けたが、少しの深呼吸の後リスタート。
燃料の不安と転倒により自身ベストから3分も遅いラップタイムという後味の悪い最終周回となったが、目標であるクラス優勝を達成し、総合でも5位に入ることができた。

短期間の車両乗り換えに沢山の方々にご協力をいただき、また今季開幕後からスポンサーいただけるメーカー様
が徐々に増え、レース参戦体制の強化と共にモチベーションも大きく上がり、サポートを受けるに相応しいライダーでありたいと強く思えたことが今回の自身ベストリザルト更新に繋がった要因と捉えている。
しかしセットアップ不足や準備不足、データ不足なども浮き彫りになったレースでもあったので、この反省はしっかりと次戦以降修正し、更に良い走り、リザルトを目指していきたい。

スポンサー様、応援してくれる皆様、メカニック、練習仲間に感謝!

BIKE:BETA RR2T 200 TIRE:IRC
4ArmStrong
EYEWEAR:OAKLEY
RIDINGKIT:FOX(DIRTFREAK)
MAINTENANCE:jonit.
HAIRSALON LOOP
SKULLSHAMPOO
MTB:SANTACRUZ
SHOES:ION
FUJIMIPANORAMA

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