大会名:JNCC2019 第6戦 岐阜ほおのき大会
成績:COMP-A 10位 総合23位
車両:BETA RR2T 200
タイヤ:F IRC IX07(0.6圧) R IRC VE-33S(極低圧相当ムース)
混合オイル:elf HTX976+ 混合比 50:1
前回の爺ヶ岳大会から2ヶ月のブレークを挟んで久しぶりのJNCC参戦。
この夏の酷暑の中では練習も難しく練習量、トレーニング量が減ってしまったが、9月に入り少し涼しくなり数回のモトクロスコースでの練習とMTBトレーニングを行い、レース直前に練習不足を解消し「乗れている」という感覚を持って今大会に臨むことができた。
今大会も前日土曜日にelf下見ツアーのアテンドをさせていただき、楽しく下見の時間を過ごすことができた。
コースレイアウトは作年ベースではあるが、随所にテクニカルセクションが追加され、得意なコースであると確信。
雨が降ればチャンスは更に広がると思ったが、天気予報は好転し結局ホコリもたたないベスコンでのレースとなった。
日高ロックスで苦戦した腕上がりの対策(4ArmStrong&セルフ腕上げ)をしっかり行い(対策レポートはこちら)コンプクラスのスタートを迎えた。
メンタル的にとても良い状態でレースをスタートし、BETAの始動性に助けられここ3大会同様すぐにクラストップに立ちAAクラスライダーをパスしながら総合6位で1周目をクリア。
対策をしたとはいえ速度感覚を上げるためできる限り速く走る1周目はやはり腕上がりを生じてしまうが、2周目は前回大会までよりも軽い症状でペースダウンもそれほど無く進むことができた。
完全に腕上がりも取れた4周目 ボーナスラインで痛恨のミスによりバイクをセクションから引きずり下ろした際にプチトラブルによりエンジン始動までに2分近くかかってしまいクラス2位に転落。
elfワークスピットでjonitの超速給油を済ませ7周目には自信ベストラップを出し鈴木涼太選手をパスしてクラストップに。
しかしこの周の後半ラフなライディングによりフロントタイヤをパンクさせてしまう。
ピットでパンクを伝え、予備ホイールがその場にないためそのままもう1周走行する間にピット準備を整えてもらう作戦。
フロントパンクでベストタイムから1分30秒落ちで走ることができたが、フロントコントロールのために上半身の酷使消耗が激しい1周となった。
戻ったピットでは1分少々で給油とフロントホイール交換を完了したが、ここでまた鈴木涼太選手にクラストップを奪われてしまう。
リスタートし徐々にその差を詰めたが、パンク状態で走った消耗の影響から、一気に上半身に疲労感を感じペースが上がらなくなってしまい、逆に離され始めたところでスリップダウン。
左手を着いた際に手首の捻挫と手のひらを打撲し、この状態でコース走行は不可能と判断しここで自らレースを終えることにした。
体の状態やコース内容から過去最高位の総合5位は狙える状況の中、パンクと転倒による自分のミスでレースを落としてしまった。
スポンサー各社様のご協力、elfワークスピットの提供、IRC現地タイヤ交換サポート、jonitメンテナンス&ピットサポートなど毎大会手厚くなるサポート体制がありながら自身のミスによりレースを降りてしまったことは大きな反省点。
悔いのないレースをしたい気持ちがチャレンジングなライントライをさせ、「行ける」というタイミングで猛チャージしたことが裏目に出てしまった。
日常生活には問題ないレベルではあるが、怪我をしてしまったこともしっかり向き合って改善すべきこと。
とはいえ何度もトップを入れ替えたレースは本当に面白いし、今回は色々な取り組みや少ない練習時間でもしっかり走れる状態を作れたということは大きな収穫。
また、ほおのき名物の斜度が急なダウンヒルセクションでは作年以上の速さで下れたことはMTBトレーニング増量とそれをバイクライディングに置き換えるこができた証と感じる。
次回は11月3日AAGP爺ヶ岳 今季最終戦 クラスチャンピオン獲得は絶望的だが、今季ここまで楽しく、そしてここまで本気で取り組んでレースをさせてくれた鈴木涼太選手との今季最後のバトルを楽しみ、そしてお互いを讃えられるようなシーズンの締めくくりを迎えたい。
スポンサー各社様、サポートの皆様、応援してくださる皆様
引き続きお付き合いいただければ幸いです。
内嶋 亮
BIKE:BETA RR2T 200
TIRE:IRC
4ArmStrong
EYEWEAR:OAKLEY
RIDINGKIT:FOX(DIRTFREAK)
MAINTENANCE:jonit.
HAIRSALON LOOP
SKULLSHAMPOO
MTB:SANTACRUZ
SHOES:ION
FUJIMIPANORAMA
BIKE WASH:DIRT SQUIRT