新しいマットレスを50日間テストしたらやめられなくなったハナシ

iRCタイヤの親会社のINOACという会社をご存知だろうか。
90年代にMTBチームを持っていたこともあり、当時MTBやっていた人には馴染みある会社かもしれない。
そのINOACが寝具のマットレスを本気で開発しているということを知ったのは、今年3月のモーターサイクルショーでの立ち話の最中だった。

20代後半まで酷い腰痛に悩まされ、現在はかなり良くはなったものの、ホテルで少し柔らかい(コシの無いような)マットレスで寝てしまうと、すぐに腰痛が起きてしまう。
自宅でこれまで使用しているマットレス一体型ベッドは「寝慣れている」ということもあり特段不満は無かったが、仕事で長野県富士見町の合宿所に滞在することが多く、また他の場所への遠征も多いことから、マットレスの悩みは常に付き纏うという状況であった。

2021年後半あたりから遠征時&長野で使うマットレスが欲しく、デパートや家具屋、ホームセンターなどで売られるマットレスをチェックすることが日常化していた。
そんな折にモーターサイクルショーでINOACのマットレス「カラーフォーム」の存在を知り、東京の自宅と長野の合宿所の2箇所にファセットというモデルを設置することにした。

JNCC第2戦広島大会翌日にマットレスが届き直ぐに使用を開始。
上半身の筋肉痛が酷い状態で使用開始したため、最初の数日は体の回復が追い付かず良い印象を持つことができなかったが、マッサージケアを済ませ徐々にリフレッシュした頃から睡眠の質が向上していることに気がつき始めた。

夜中に目が覚めてしまうことが多かったのだが、マットレスに慣れた頃から朝まで一度も起きずにぐっすりということが多くなった。
また、ピタッと落ち着いて寝返りをあまりせずに寝ているようになったようだ。
恐らくだが、体もマットレスに慣れ始め、とてもリラックスした状態で寝れているのだろう。

そして年初から常に装着しているスマートウォッチでは睡眠を細かく分析できるのだが、このデータでも睡眠の質の向上が確認できた。

・睡眠を総合的に判断する「睡眠スコア」アベレージ77から82ポイントへ向上
・深い眠りの占める割合の増加も確認

といったところだ。

感覚的なことを言えば、疲れの蓄積が減った様に感じる。
バイクの練習は週に4回 1日に30分のヒート練習を2〜3回行うのだが、これまでは背中を中心に疲労が蓄積していたのだが、カラーフォームマットレスを使い始めてからは疲労蓄積が減り、練習意欲も維持できるようになった。

夜ベッドに入ることがとても楽しみであり、こういったメンタルにも良い影響を与えることから寝付きも良くなり効果はさらに増え続けていると実感している。

現在は左膝前十字靭帯断裂を負ってしまい、長い治療生活が始まったわけだが、カラーフォームによる質の良い睡眠を継続し、早期の復帰に繋げたい。