JNCC開幕戦はiRC VX30&VX40で

オフロード界隈では一番の参加数と盛り上がりを見せるJNCCの2023シーズンが3月5日 大阪プラザ阪下で開幕する。
内嶋は今季新設されたCOMP-AA2 ゼッケン9番で走る。

今は各選手今シーズン使用する車両セットアップも完了し、いよいよターゲットレースに向けた調整を行う時期。

内嶋の今季の車両はこれまで2シーズン乗り続けセッティングも熟成されたKTM250SX-F jon it.モディファイ車。
前後サスペンションや細部にわたりjon it.のモディファイがされたエンデューロ仕様のモトクロッサーだ。

レース前になるとタイヤの情報が頻繁に飛び交うのだが、
内嶋は2019年から使用するiRCの幾つもの種類のタイヤの中から
フロントにはVX30 90/90-21(0.35kgf)*チューブ2枚重ね
リヤにはVX40 110/100-18(0.45kgf)*チューブ2枚重ね
これを選択する。

この組み合わせは昨年最終戦で使用したものであり、怪我からの復活となる最終戦前にしっかりとテストを重ね自分自身に合った空気圧設定を見つけることができ、以降はこの組み合わせで常に練習も行なっている。

特筆すべき点として、特にフロントは高い剛性のタイヤを低圧(内嶋の場合0.35kgf)で使用することで、路面に押し付けられ潰れたタイヤが戻ろうとする反発が穏やかになり、まるで減衰が効いたような効果を得ることができる。
これは長時間を走るクロスカントリーではストレスを軽減してくれる強い味方となる。

後輪に使用するVX40はフロントのVX30に比べると少しゴムの柔らかいブロック
これがグリップと摩耗の程よいバランスで、まさにクロスカントリー向けと言える。
内嶋が3時間のレース使用をしてもブロックの摩耗も少なく、ブロック飛び(ブロックが千切れる)も見受けられず、ゴールまで本来の性能を発揮し続けることができる優秀なタイヤだ。
こちらのVX40リヤタイヤもタイヤ剛性が高いことから、フロント同様に低圧に低圧に設定することで反発を穏やかにしている。

前後タイヤに共通して低圧で走行できるのはタイヤ剛性が高いから。
横方向へのヨレに違和感を感じないギリギリの空気圧設定であり、耐パンクにはチューブ2枚重ねで対応している。
これは車両重量やライダーの体重、乗り方でフィーリングも異なるので、空気圧数値は参考まで。

今回紹介した前後タイヤセットは内嶋がお勧めするクロスカントリーのニュースタンダードと言える組み合わせ。
ぜひみなさんにも試して欲しい。
JNCCのiRCブースでは内嶋がiRCユーザー向けにアドバイスも行うので、タイヤを使用する上での細かな注意点、意識すべきことなど遠慮なく聞いてほしい。




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