アルペンブリックリゾート DOWNHILL CUPレポート

2023年5月21日 新潟県妙高市アルペンブリックリゾートマウンテンパークで第1回目となる「ALPENBLICK RESORT DOWNHILL CUP」が開催された。
トラックとバスを利用した搬送システムを採用するが、今季特注されたMTBラックを搭載したトラックは一度に20台のMTBを積載することができ、同時に20名のライダーはマイクロバスでスタート地点まで10分ほどで快適に移動ができる。
大会参加者は38名と少々少なく感じる数字ではあるが、大会当日午前中に行われた公式練習では20分間隔で10便の搬送が行われ、参加者はレースまでに十分な試走が行えたようだ。

前日から天候にも恵まれ、スタート直後は埃がたつほどのドライコンディションに恵まれいよいよレースはスタートした。
今回は各選手同じコースを2回のタイム計測を行い、ベストタイムで順位を決定する。
小学生が対象となるKIDSクラスながら、ローカルライダーの橋本 希一(AlpenBlickYouth)が2分22秒台というタイムを叩き出すと、出走後半のU19カテゴリーでこちらも同じくAlpenBlickYouth所属の渡辺 幸太朗が2分14秒台とこれまでの暫定トップタイムを大きく更新する快走を見せた。
そして注目の最高峰クラスPROクラスはENS2022シリーズチャンピオンの幾田 悠雅、そしてAlpenBlickのコースディガーを務める齋木 司の一騎打ちとなる。
計測一本目齋木がさすがと言える2分11秒59をマークすると、直後に幾田が0.31秒上回り暫定トップに。
注目の2本目は齋木が渾身の走りで自身の1本目そして幾田の暫定トップタイムを1秒以上更新する2分10秒10をマーク。
これは齋木が勝ったという空気感が会場を包み込む中、ドライでライン選択が複数ある面白いコースと評価した幾田が、攻めのライン、攻めのライディングでわずか0.02秒齋木を上回り優勝を決めた。
ダウンヒルレースの面白さここにありという会場中が湧くレース展開を見せた両者に惜しみない拍手が送られ、レースは最高に盛り上がり閉幕した。

PROの素晴らしいレースや若い世代の活躍だけでなく、今大会に参加した幅広い世代や技量のライダーに、アルペンブリックマウンテンパークの危険度や難易度は低くも、あらゆる技量のライダーが安心して走ることのできる「懐の深いコース」はベストマッチだったのではないだろうか。

また、主催のアルペンブリックからは宿泊券、温泉ご招待チケット、MTBパークチケット、地ビールが。
協賛各社からも多くの協賛品が寄せられ、表彰式、抽選会では参加した全てのライダーに記念品が贈られた。

2シーズン目を迎えたアルペンブリックリゾートはコースはもちろんだが、搬送や来場者ホスピタリティの充実化も進む。
系列のホテル、温泉施設や飲食施設などがMTBパークから徒歩圏内にあることから、とても快適に滞在できるMTBパークといえる。

7月17日には芝生エリアを活用したデュアルスラロームレースが、
9月24日にはENSが同地で開催が予定されている。

また、今回はMTBレースを中心に写真撮影活動を行うsumiさんが参加者のライディングを撮影してくださいました。
閲覧は当然無料!
もし自分が写る写真が気に入ってダウンロードしたりSNS利用する際には、sumiさんにAmazonギフトカードを贈ってくださいね!
写真はsumiさんFBアカウントから