グローバルローンチにライダー派遣されるということ

元マウンテンバイクプロレーサーで現在はモーターサイクルプロライダーの内嶋です。
さて、現在内嶋は南アフリカに囲まれたレソト王国という場所で、世界的オートバイメーカーKTM2024シリーズのグローバルローンチのインプレッションライダーとして来ている。(2023年5月末)
メーカーのグローバルローンチとは、次期モデル試乗会を世界中のメディアを集めて行うもので、MTBの世界でももちろん行われており、内嶋はGIANTのグローバルローンチにも2度アメリカ、カナダに派遣されたことがある。

各メディアのライターさんが呼ばれて乗るということが多いのだが、大きなモデルチェンジを行った際のグローバルローンチは各メーカーの力の注ぎ方が大きく、丸一日のツアーライドのごとくガッツリ乗る事が多く、スキルのある者しか試乗できないという事があるのだ。
こう言った場合ライターの他にインプレできるライダーを同行させる必要がある。
そこでどのライダーを派遣するかといえば、乗れる、分かる、言葉にできる、と言った要件が求められるわけだ。

内嶋はMTB現役時代に専門誌においてインプレライダーの常連であり、さらには100回以上の連載を達成したHOW TOページの講師を担当する事や、レースレポートを自身のサイトで公開するなど、レーサーとして走るだけでなく、このようなプロライダー活動を積極的に行い、これが評価されMTBメーカーのグローバルローンチへの派遣を掴んできた。

さて今回、MTBプロライダーだった内嶋がKTMというオートバイメーカーのローンチにoff1.jpさんを介しKTMジャパンの承認を得て派遣されたのだが、これは2019年からオートバイのライダーとしてセルフマネジメントしてきた結果だと捉えている。
2019年頃20代の選手達がプロになるのが厳しい時代であると嘆き、相談を受けたが明確な返答ができなかったのだが、その後自分ならばできるという発想になった事がセルフマネジメントの始まり。
他の選手がほとんど行わないJNCC参戦のレポートを公開し、そのレポートはMTB時代よりも内容が濃く、機材に関しても選択理由やその結果など記載を続けてきた。
もちろんライディングスキルも向上し、成績も徐々にではあるが上位に食い込めるレベルにまで成長を続けている。
結果としてオートバイに乗ることでいくつもの契約(金銭的支援)や仕事、レッスン講師としての仕事を行い、JNCCを走るプロライダーという立場を成立させることができた。 *もちろんこれだけが職業とは言えないが

さて、何が言いたいのかと言うと、乗ることを活かした活動をしていれば、前記した契約ごとやグローバルローンチという一生忘れることのない体験を仕事としてできるチャンスがあるんだ!
という事かもしない。

遠くの異国で各国から集まったメディア、ライダーとありえないロケーションでの極上ライディングに参加し、メーカーのしっかりとしたおもてなしも受ける事ができる。
そしてこの仕事は自身の価値を高め、次のステップアップへと繋がることは間違いない。
いかがだろうか?

この記事がオートバイやMTBのライダーを仕事にしたいと言う人の参考になれば。
また、内嶋のような形態のプロライダーがいるということを知ってもらえるきっかけとなれば嬉しい。


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