ENS Lites S-TRAIL 内嶋レースレポート

大会名:ENS Lites S-TRAIL 3月31日開催
成績:AA 優勝  総合:2位
公式サイト
公式リザルト
BIKE:SPECIALIZED LEVO L Size
タイヤ
F :IRC TANKEN GEKOTA 29X2.6 1.3kgf
R :IRC TANKEN GEKOTA 29X2.6 1.3kgf
ウェアーLEATT(ゴーグル、グローブ、プロテクター、ネックブレース)

久しぶりの満足の走り
現在アスリートとしてはモーターサイクルのライダーとして活動し、MTBに乗る機会はとても少なく今季はENSライツ秩父、ENSライツ常陸太田の本番時のみ。
しかし常陸太田から中1週間ということと、S-TRAIL大会では前日にコースチェックを兼ねたライドを数本できたこと。
そして土質的にも大好きな少し柔らかめなコースということも重なり、レース当日の練習時間には走るたびに感覚が良くなっていた。
今回はe-MTBのSPECIALIZED LEVOのLサイズを選んで参加した。
狙いはe-MTBでリエゾンの体力的負担の軽減と走行本数の確保。
普段乗るLEVO Sサイズは比較的軽量で軽快な走りをするが、反面で安定感の不足を感じることがある。
そこで今回はLサイズを選ぶことで安定感が出て全域で安心して攻めることができ、かつこのサイズだとペダリングも非常に安定しハンドルを引く動作が無駄なく推進力へと変わる感覚だ。

試走時間が経過すると生まれるニューライン
試走時間経過とともにトップライダーが色んなラインを試し、それがコース上ではっきりと確認できる時間帯が訪れる。
自分にとってそれが正解なのか否かをライディングイメージで判断しつつも、判断のつかないものにはトライ。
多少違和感があっても繰り返すことでベストラインとなるのか、それとも自分には別のラインが適しているのか・・・
このようなコースと自分との戦いもタイムアタック系のレースの醍醐味と感じた。

チャレンジすると決めてスタートしたS1
スタートから10数秒後にリエゾンを交差し急斜面へと入る場面で、アウト目一杯からキッカケなしにバニーホップでバンクに飛び込むラインにチャレンジすることを決めていた。
練習で2回ほどトライし、まだ自分のものにできていなかったが、ここでアンパイを狙うよりもチャレンジした方が面白い!
そんな気持ちで飛び込んだ。
結果はまあまあであり、もう数回練習できていればその後のスピードも上がって数秒単位で早くなっただろうなという印象。
しかしこのトライができ、転倒なく抜けられたことはこのS1でのハイライトだ。

全体をスムースにまとめられたS2
実は練習からこのS2はとっても楽しく走れていた。
スタート後の当て込みバンクコーナー、キャンバー、程よい登り返し、ロックセクション、バンクに乗せたりインカットするスラローム、木の根の急斜面、キャンバー最終コーナーとこれでもかとMTBの要素を詰め込んだコースは、とにかく頭を使い、常に数秒後のコースを頭の中でイメージしながら今すべきことをする。
ちょっとしたライン選択とコーナータイミングでびっくりするくらいスムースに走れるような場面が多く散りばめられたコースを、決勝ではほぼミスなく今の自分にできるベストランが出せたという満足感を持ってフィニッシュ。

S1 4位 S2 2位 総合2位
優勝の朝倉選手にはトータル8秒近く離されてしまったが、この日は久しぶりに少しでも速くという思いでMTBを走らせることができ、満足度は高い。
これもレースという場所で、少しでも速く走り良い順位を取りたいという「レースにしかない」特別な感情を持ってMTBに乗るからこそのことだと振り返る。

僕自身がプロデュースし運営するレースを、参加者として思い切り走ることができ、自らその楽しさを体感できた貴重な1日だった。
このレースならではの特別感を今後もより多くの方に体験してもらい、楽しんでもらえたらこんなに嬉しいことはない。

ENSはいよいよ本戦が4月13〜14日に富士見高原で開幕!
僕は出れませんので残念ですが、また次の参戦機会にはもっとしっかり乗り込んで上位目指したいですね。

photo:sumiさん フッチー
こんなに良い写真を撮ってもらえるのもレースならでは

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