大会名:JNCC2025 第1戦 トマホーク(徳島) 2月23日開催
成績:COMP-AA1 13位 総合:21位
公式LIVEリザルト
公式リザルト
BIKE:2025 KTM250XC(2ストローク) basistauto貸与
サスペンション:WP PROサスペンション
フロントサスペンション:エア 上7.0bar 下6.0bar
タイヤ
F :IRC M5B EVO(TEST Ver) 90/100-21 チューブ(0.5kgf)
R :IRC M5B EVO 120/90-18 チューブ(0.45kgf)
セットアップ&メンテナンス:NAGmotors
ウェアー:LEATT(ゴーグル、ブーツ、グローブ、プロテクター)
新体制で臨む2025シリーズ
車両は昨年後半から使用するKTM 250XC(basistauto貸与)と変わらずだが、変更事項として車両のメンテナンスやセットアップは今季から埼玉県羽生市のNAGmotorsのサポートを受け、デカールはCARYY、オイル類(混合オイル&ミッションオイル)はLINKオイル(NAGmotors取扱い)となった。
ウェアー類はLEATT(WESTWOOD MX)、タイヤはiRCを今季も継続することができた。
開幕前の取り組みなど
昨年11月の最終戦以降は少しの間練習をせずに体の休養と新シーズンに向けたスポンサー獲得や体制強化、プロライダーの他に抱えるMTBイベントに関わるデスクワークに注力。
この間に不調の首の状態を確認するため専門医を受診し、ヘルニアを発症し改善の見込みなし(治療等なし)という結果となったが、これは自分自身がこの症状と向き合い付き合っていくしかないということだ。
12月中旬より練習を再開し、年間のほとんどの練習を行う自身のコース(ダイナコパーク)には、近隣のバイク仲間からロックセクションのための石、タイヤセクションのための大きなタイヤが運び込まれ、モトクロスパート、ウッズ、エクストリームセクションとクロスカントリーに必要な要素全てを揃える素晴らしいトレーニングとなり、これら全てを繋ぎ合わせたコースでの30分ヒート練習をメインメニューとした練習を行った。
加えてダイナコパークでは少人数イベントとしてタイムアタック、クロスカントリーの各イベントを行い、内嶋自身も真剣に走行し参加させていただくことで、実践的なトレーニングを積み重ねた。
大会直前にはサンド質のコースでNAGmotors長嶋さん帯同で車両確認を行い、リヤタイヤのトラクションを稼ぐリヤ下がり姿勢と後輪がギャップで弾かれた際の突き上げを軽減する方向性のサスセッッティングへ調整した。
全域サンド質の開幕戦コース
iRC、LEATT、DYNOCLEANのブース出展を行うためJNCCには金曜日に会場入りし設営とコース下見を行うのが常。
今回も例に漏れず金曜にはコースを徒歩で確認した。
ほんの一部下草がしっかりとした箇所があるものの、ほとんどが海岸の砂浜を使用したコースで、大きなタイヤと丸太が置かれたセクションも地面は柔らかい砂であった。
ハイスピードレースが始まる
寒波の影響と風による寒さの中レースはスタートした。
5〜6位で1コーナーに入った感覚だったが、多くのモトクロスIAライダーにパスされてしまう展開。
サンドは無茶をすると大きな怪我を招く可能性が高いこともあり、周囲のペースに惑わされ技量以上の速度でコントロールを失うことは許されないため、まずは感覚を掴むように冷静にレースを始めた。
1周目のタイヤセクションは前方の多くのライダーがエスケープを選択したため、ここをクリアすることで順位を一気に上げる。
しかしそのアドバンテージも翌周のタイヤセクションまでに失ってしまうという繰り返しが続く。
中盤からは淡々と走り、後半荒れてギャップだらけとなったコースに上半身の筋力を奪われながらも、サンドコースを満喫し総合21位でレースを終えた。
サンドの走り方の学び
周遅れになるだけでなく、タイヤセクションで抜いてはまた抜き返されるという何度もトップグループにパスされる場面があり、速度の違いを目の当たりにし、少しでも近い走りをしたいと小さなトライを繰り返した。
速度を上げてアクセルが開いていれば速く楽に走れるのだが、縦横無尽にできたレールやギャップに対し、どのような対処をすべきかを深く理解できていないため、思い切り突っ込むことができない。
レールに入れるべきところと無視して突っ切るところの判断や、その際のテクニック(前後姿勢やボディアクション、アクセルワーク、クラッチワーク)が明確に理解できていないことを自覚する場でもあった。
これは来年に向け新たな課題を与えられた。
レースを終えて
写真や動画の映えも抜群なロケーションに加え、徳島の繁華街からも近い最高の環境でのレース開催には多くの方の尽力があったと聞いている。
その熱意や行動力には感謝しかない。
JNCC次戦より試乗会にiRCタイヤを装着した車両を出すことになり、内嶋はこの車両の担当となることから、忙しいレースウィークを過ごすことになるが、これは多くの方とのコミュニケーションの場になることでもあるため、とても楽しみだ。
そして今シーズンJNCC全戦にNAGmotors長嶋さんがメカニックとして帯同するため、毎大会ごとに客観的に走りとセッティングを考察しブラッシュアップが重ねられる。
タイヤやハンドル周りに新製品を投入するなど、今後のシリーズに向けてポジティブな要素も多いことからもスキー場ラウンドが始まる頃にはレーサーとして過去最高の状態に持っていけるのではないかとワクワクしている。
次戦阪下(3月23日)、続く広島(4月20日)はここ数年良い結果を残せていないが、ここは欲張らずに次に繋げるつもりで落ち着いたレースをしたい。










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