大会名:JNCC2024 第5戦 ワイルドボア鈴蘭大会 6月16日開催
成績:COMP-AA1 8位 総合:13位
公式LIVEリザルト
公式リザルト
BIKE:2024 KTM250XC(2ストローク) basistauto貸与
サスペンション:WP PROサスペンション(Jon it.モディファイ)
タイヤ
F :iRC VX40 90/90-21 ムース(X-GRIP XG-1538)
R :iRC VX40 120/90-18 ムース(X-GRIP SSE-1)
セットアップ&メンテナンス:Jon it.
ウェアー:LEATT(ゴーグル、ブーツ、グローブ、プロテクター)
グリップ&ハンドガード:CIRCUIT
不調だった首は徐々に回復
前回大会では首に不安を抱えながら出走。
走行中首に痛みとだるさが出てしまったが、レース翌日以降に悪化はみられなかったため、今季は調子を見ながら練習とレースに臨む方針。
完治はしていないものの、練習では徐々に良くなっている感覚。
鈴蘭といえばガレ! VX40を前後にセット
昨年の鈴蘭大会は車両を乗り換えたばかりということもあり、ガレに自信が持てず後輪にハードエンデューロの鉄板タイヤJX8を選択。
しかし今季はすでに50時間乗り込んだ車両のため、使い慣れたVX40を後輪にX-GRIPのムースの組み合わせとした。
前輪は同じくVX40にし、ゴム質の柔らかさでガレの弾かれ軽減を狙う。
これらの理由は事前記事で。
しかし直前練習で後輪のムースが痩せすぎていると判断し、同銘柄の新品ムースを投入した。
じっくりと下見
金曜日にe-MTBで1周
土曜日にはベイシストオートメンバーと徒歩による下見
当日はレース直前に重要箇所をe-MTBで下見し、午前のレースで荒れた路面なども確認し、選ぶべきラインをイメージしレースに向かう。
絶対にスタートは出る!
直前下見した際、自分がスタートからトップを走るイメージしか湧かなかった。
それを実現するためスタート直前に1コーナーをじっくり観察し、散水によるスリッパリーな路面を避け芝生路面に入ることのできるスタート位置を選択。
両足の下に小さな石を置き、両足着地で車体を真っ直ぐにし、シートの座り位置と骨盤の角度をしっかり意識。
スタートフラッグの振られる瞬間を見逃さずセルボタンを押しイメージ通りのスタートが切れた。
早々にステファンに抜かれるも背後に熱田選手の存在を感じながら、しっかりと下見したラインを外さず自分の走りで落ち着いて2位をキープしたまま2周目へと入る。
課題が浮き彫り ペース維持ができない
せっかく2位という高順位で走ったにも関わらず、2周目に入ると一気にペースダウンしてしまう。
これは初戦、前大会と同じパターン。
集中力が切れてしまうのか、疲れなのか・・・
腕上がり症状は確かにあったが、それでもそこまでペースが落ちなくても良いのではないか?と自分でも驚くほどペースが落ちてしまう。
今回に限っていえば、2周目からバックマーカーがガレ登りの「大蛇」で発生し、さらにガレ登りのほとんどの路面が湿度を持って滑りやすくなってきた。
これに上手く対応できずにペースが上がらず体力を削られた印象。
反面で下り区間は周回ごとにスピードは上がっていたのだから、登りと下りでまるで別人のような走りになっていたに違いない。
とにかくガレ登りが上手く行かない・・・
ようやく楽に走れるラインを掴むもゴールを迎える
スタートから1時間半が経過した頃から苦戦を続けた湿ったガレ登りで「良いライン」が分かり周回タイムをそれまでの13分台から12分台に乗せ始めた。
9周目にベストラップの12分22秒で走った直後、急坂の「ショータイム」で転倒者の隙間を狙って登った際に、若干ラインが外れ登頂したものの転倒。
ハンドルが捻れたのでタイヤを蹴って直すなどしたが、それでも良いリズム良く走れている感覚。
あと2周くらいか? ここからミスなく行くぞと集中!
しかしチェッカーが振られゴールとなってしまった。
レース時間やトップに周回遅れにされた状況の理解が薄くなっていたため、最後出し切れずにレースを終えてしまう結果となった。
振り返り
レース中に首の痛みが出なかったことは今後のレース活動に向けて良い素材となった。
しかしながら走りに関してはじっくりと見直す必要がありそうだ。
1周目トップから2位となったが、その位置を1周でもキープできたことはスピードが着いてきた証拠とポジティブに捉える。
しかし2周目からのペースダウンは大きな問題。
そこから徐々に消極的になっていることも明白で、以前のようなレース中の高揚感を感じることができていない。
決してレースが楽しくないわけではないのだが、レースだからこそ出せる集中力が生む「ゾーン」に入るようなあの感覚で走りたいと心底思う。
細かなテクニック的な部分では、分かっていても疲れによりできなかったこととして
ガレ登りを「スタンディング」で走るということがあげられる。
実は後半これにより安定感が出てきたのだが、これは常にできるようにしなくてはならない。
背が低いこともあり、バックマーカーにより急なライン変更、停車があるとスタンディングポジションへ移行することが難しいのだが、そうならないための状況判断とテクニックが必要。
練習あるのみ。
後輪のタイヤとムースの組み合わせは、今回の湿ったガレ登りには少々厳しさを感じた。
1周目の路面の乾いた状態が続くのであれば全く問題なかったのだろうが、レース前に2周目以降の状況は想像できなかった。
今回レース後にタイヤが潰れず硬いままだったことは、アベレージスピードが遅くタイヤの潰れという意味でのタイヤストレスが少ない状況のためだったと思われる。
これもガレ登りでは優位とはいえない。
練習で使ったムースの方が良かったのかもしれないし、新品タイヤをブロックを減らさないように30分ほど低圧のチューブで乗って柔らかくするなどしていれば結果は違ったかもしれない。
言い訳にするのでなく、今後のためのデータとして記し活かしたい。
次戦は7月28日初開催地のマイア とても楽しみです!