JNCC第6戦 秋田田沢湖 iRC試乗車情報

iRCタイヤは2025シーズンJNCCにおいてiRCタイヤを装着した車両の試乗を実施します。

イベント名:JNCC第6戦 秋田田沢湖
試乗会日:2025年7月19日 14:00-15:55
試乗車:KTM250SX-F クロスカントリーモディファイ車 2台
装着タイヤ:車両1 フロント GX20  リヤGX20 SOFT(140/80-18)
車両2 フロント VX40  リヤ GX20 GEKKOTA 140(140/80-18)

iRCサポートライダー兼試乗会担当の内嶋 (COMP-AA1#7)コメント
今回の試乗車はFIMタイヤ装着車2台をご用意します。
iRCがラインナップするFIMタイヤGX20のリヤタイヤには
・スタンダードのGX20
・これに対しブロックコンパウンド(ゴム質)を少しソフトに設定したGX20 SOFT
・更にiRCが誇る岩や木の根に吸い付くようにグリップするコンパウンドのGEKKOTAを纏ったGX20 GEKKOTA
以上の3種類があります。
JNCCで使用されるiRCのFIMタイヤとしてはGX20がこれまで最も多いのですが、今回はGX20 SOFTGX20 GEKKOTAの2種類をお試し、比較もできるよう準備します。

GX20 SOFTは使い所が分からないといったご意見をいただくこともあるのですが、実は内嶋はJNCC第2戦のプラザ阪下で装着していました。
ノーマルGX20はコンパウンドが硬いことから、柔らかい路面で土を掻いて進むことに長けることに対し、GX20 SOFTはこの掻く性能こそ若干劣るものの、ドライの硬い路面や木の根、ロックセクションでのグリップが向上したバランスの取れたタイヤと言えます。
実はオールラウンダーな優秀なタイヤなんです。

そしてGX20 GEKKOTAは、ゲコタシリーズ中最もハイスピード領域での走行安定性が高いタイヤでもあります。
*もちろん前記の2種類に比べるとハイスピード領域での剛性感などは劣ります。
しかし当然ながらGEKKOTAコンパウンドは速度域が低い場面でのロックや木の根のセクションでは、絶大なグリップを発揮し、ストップ状態からのリスタートを容易にしてくれます。
別ジャンルではありますが、全日本ハードの「日高ロックス」でiRCライダーのほとんどがGX20 GEKKOTAを選択しましたから、そのレンジの広さが伺えます。
田沢湖はロックセクションもあると言われており、特にCOMPクラスにはかなりハードな岩の沢があるという情報もキャッチしていますから、GX20 GEKKOTAの出番かもしれませんね。

余談ではありますが、内嶋はJNCC田沢湖をGX20 GEKKOTAで参戦予定しています。
タブリス+ムースにエアを0.2〜0.4の範囲でコース状況に合わせてセッティング予定です。
モトクロスコース、クロスカントリーコースでのテストを行なっていますが、タブリス+ムースによりハイスピード領域でもタイヤ自体のヨレを軽減し、車体を寝かして加速する場面で非常に安定した加速を感じます。
摩耗に関しては柔らかいゲコタコンパウンドですから、当然ながらノーマルGX20に比べると減りやブロックの千切れなどが発生しますが、レース中にタイヤマネジメントができれば十分3時間戦えると感じています。

ということで、田沢湖では是非この2種類のタイヤをお試しください!

土曜日14:00 試乗会エリアのiRCテントでお待ちしています。

試乗車の紹介は過去の記事をご参照ください