JNCC第7戦 長野木島平 iRC試乗車情報

iRCタイヤは2025シーズンJNCCにおいてiRCタイヤを装着した車両の試乗を実施します。

イベント名:JNCC第7戦 長野木島平
試乗会日:2025年8月30日 12:45-16:00 *当日大会主催者から案内される情報に従う
試乗車:KTM250SX-F クロスカントリーモディファイ車 2台
装着タイヤ:車両1 フロント GX20  リヤGX20 SOFT(140/80-18)
車両2 フロント VX40  リヤ GX20 GEKKOTA 140(140/80-18)

iRCサポートライダー兼試乗会担当の内嶋 (COMP-AA1#7)コメント
今回の試乗車は前回大会(田沢湖)同様FIMタイヤ装着車2台をご用意します。
iRCがラインナップするFIMタイヤGX20のリヤタイヤには3種類があります。
・スタンダードのGX20
・これに対しブロックコンパウンド(ゴム質)を少しソフトに設定したGX20 SOFT
・更にiRCが誇る岩や木の根に吸い付くようにグリップするコンパウンドのGEKKOTAを纏ったGX20 GEKKOTA
以上の3種類があります。
JNCCで使用されるiRCのFIMタイヤとしてはGX20がこれまで最も多く選ばれていますが、今回はGX20 SOFTGX20 GEKKOTAの2種類をお試し、比較もできるよう準備します。

GX20 SOFTは使い所が分からないといったご意見をいただくこともあるのですが、実は内嶋はJNCC第2戦のプラザ阪下で装着していました。
ノーマルGX20はコンパウンドが硬いことから、柔らかい路面で土を掻いて進むことに長けることに対し、GX20 SOFTはこの掻く性能こそ若干劣るものの、ドライの硬い路面や木の根、ロックセクションでのグリップが向上したバランスの取れたタイヤと言えます。
実はオールラウンダーな優秀なタイヤであり、iRCサポートライダーの使用率も高まっています。

そしてGX20 GEKKOTAは、ゲコタシリーズ中最もハイスピード領域での走行安定性が高いタイヤでもあります。
*もちろん前記の2種類に比べるとハイスピード領域での剛性感などは劣ります。
しかし当然ながらGEKKOTAコンパウンドは速度域が低い場面でのロックや木の根のセクションでは、絶大なグリップを発揮し、ストップ状態からのリスタートを容易にしてくれます。
別ジャンルではありますが、全日本ハードの「日高ロックス」でiRCライダーのほとんどがGX20 GEKKOTAを選択しましたから、そのレンジの広さが伺えます。

土曜日12:45から練習時間と重なるように行われる試乗は、参加クラスにより練習、試乗できる時間帯が異なるようですので、当日JNCC主催者から発表される詳細に従い実施させていただきます。

試乗車の紹介は過去の記事をご参照ください